住宅ローンをお得に借りる方法

これまで述べてきたように、住宅ローンは思っていたよりも複雑で、借り方によって、得したり損したりします。
ここからは、どうやったらお得に住宅ローンを借りられるかを紹介します。

できるだけ頭金を貯めよう!!

頭金を貯める理由は二つあります。
一つは借金をできるだけ少なくするため、もう一つは、保証金を下げるためです。

借金はできるだけ少なくする。

借金が少ない方がお得な根本的理由は複利にあります。

月々の返済額を増やすのは限界がありますから、たくさん借りると返済期間が長くなります。
細かい計算は控えますが、返済期間が長くなると、返済が楽な気がしますが、利息が莫大に増えていきます。

長ければ長いほど金利が上がっていく事になりますので、返済期間は短ければ短いほど返済総額は少なくなるのです。

逆に同じ金額を借りるにしても、銀行としては、短い期間で一気に返す借り主よりも、たくさん借りて、少しずつ長く返してくれる借り主の方が儲かるわけです。

この辺りの説明を銀行がちゃんとしてくれるかどうか怪しいのですが、ちゃんと返済期間と返済総額の関係だけはしっかりと押さえておいてください。

場合によっては、数十万から100万円前後の節約になるはずです。
「たくさん借りて、ゆっくり楽に返せばいいや」なんて気楽に考えないで下さいね。

(。・・)ノ 注目!

複利の計算はややこしいので、ここでは実際に銀行から見積もりを取ることが重要になってきます。
見積もりを取れば、返済シミュレーションが判ります。

借り入れを100万減らした場合の返済額。
返済期間を一年短縮した場合の返済額。
ボーナス払いを併用した場合の返済額。

たくさんのパターンを検討しましょう。
そのためには、急いで決めなくて良いように余裕をもって計画を立てるべきです。

頭金の割合を増やして保証金を減らそう!

保証金は、頭金が全体の経費に対して、どのくらいの割合用意できているか?で、だいたい決まってきます。
「頭金0で、しかも低金利」なんてところは、たいがい、この保証金が高いのです。
ですから、まずは、現金を貯めておくのが、楽にローンを返済するコツなのです。

頭金の貯蓄を勧める理由はもう一つあります。
それは、ローン返済のシュミレーションにもなるからです。
住宅ローンを組んで、本当に返せるのかどうか、実際に月々貯金してみるのです。
もし、楽に貯蓄できるようであれば、実際にローンを組んでも大丈夫です。

たくさんの銀行に見積もりを依頼し、比較する。

金利の比較

基本中の基本、まずは金利を比較しましょう。

金融も競争の時代です。
どこの銀行も「他行よりも低金利」を謳っています。

給与が振り込まれている銀行や、地元の銀行も良いですが、今はネット銀行という低金利の銀行が存在します。
とにかく、たくさんの見積もりを取り、比較検討してみましょう。

諸経費の比較

前述の保険金や保証金は、銀行によって差があります。
これも実際に見積もりを取ることで判りますから比較検討してみましょう。



我が家の住宅ローン

ついでに、我が家で考えた予算の算出方法をお教えしましょう。

もともとうちの場合は、「新居に必要なお金がこれぐらいかかるから、これぐらい借金しよう」とは考えませんでした。
逆なのです。

「月々これぐらいなら返せるから、これを退職までに払い続けるとすると、いくら借りられるんだろうか?」

というアプローチにしました。

これを率直に銀行に聞きます。
すると、「だいたい○千万ぐらいですね。」なんて答えをもらうのですが、それって既に契約した土地も買えないぐらいの金額なだったんですよ。(o_o;)ガーン

それでは家が建たないので、「ボーナス払いも併用します」という話しにすると「じゃ△千万円ぐらいいけますよ」という事で「とりあえずの金額」が出てきま した。

その金額から土地代を引いた残金で家を建てなければなりません。

という事で建ったのは、小屋に毛が生えたような小さな家。

それでも小さいながら楽しい我が家ですし、身分不相応の借金をして不良債権になるよりはマシだと思っています。\(^ω^)/

小屋に毛が生えたぐらいの家の紹介←こちらもごらんください。(それなりに夢
もある家ですよ)



繰り上げ返済をしよう!

実際に月々の支払額を決めるときに、だれでも多少の余裕をみると思います。
20万でも大丈夫だけど、余裕をみて15万ずつの返済にしようか・・・なんてのが普通ですよね。

で、実際に残金が5万円ほど月々にでるはずですが、これを小遣いだと思ってどんどん使ってはいけません。
これは貯めておいて繰り上げ返済に使いましょう。(^0^)ノ

繰り上げ返済とは、年間で決められた額よりも+αで、お金を銀行に返すことです。
これがかなり効果が大きいです。

実はローンの返済の始めのうちは、金利の部分を返しているだけで、元本はほとんど減っていません。
ですから、借金を返していることに直結していないんですね。
しかし、繰り上げ返済をするとこれは元本が減ります。これが大きい。

返済額が減るだけでなく残金にかかる金利もグーンと減るからです。
手数料もかかるのですが、うちの場合100万円ほど入金したら、150万円ほど返済額が減りました。
差し引き50万円の得!

ですから50万円ほど節約になったのですが、これにかかる費用は1万円ほど。
絶対繰り上げ返済をした方が得だと思いませんか?
低金利の今時、こんなに効率のよい節約はなかなかありませんよ。

で、この繰り上げ返済。
先ほど書いたように金利を払っているうちに実行した方が効果が大きいので、引っ越したら、すぐに検討を始めましょう。

引っ越してすぐでしたら、まだ「新居のためにがんばろう」という気持ちも残って無駄遣いも少ないはずです。

そういう意味でも、引っ越し後、早めの繰り上げ返済を実行するべきです。

(^-^*)/<<借りたお金は、さっさと返した方がお得ですよ<<<

変動か長期固定か?

これは経済学者、消費者応援研究家など、専門家の間でも意見が割れているので、正直言って、いろんな人の意見を聞いて、自分で結論を導き出すしかありません。

私ががローンを組んだ時は、目前に高金利時代が迫っているという話が主流で、長期固定が当たり前でした。
ところが実際は低金利政策が続いています

月々の返済額を少なくするために変動を選んだ人にとってはラッキーな状況が続いているわけです。
専門家でも先が読めないのですから、頼れるのは自分だけということになってしまいます。

ちなみに、自分自身はどうしたか?

いろんな人に意見を聞いた結論は・・・「こりゃ判らん!」です。
結局判らないという結論になったので、中途半場な固定「5年固定」を選びました。

で、もうすぐ5年後を経過した今「変動にしておけばよかったなぁ」って思ってますし、「長期固定にしなくて良かったなぁ」とも思っています。
結局、そんなものです。

そして今現在は、しっかり”借り変えを実施”月々の返済はかなり楽になっています

しかし、一つだけはっきり言えるのは、「銀行によって、条件はかなり違う」という事です。
金利はもちろん、融資条件、保証や保険関係など、バラバラです。
ですから、よりたくさんの銀行に足を運んだり、ネットで検索したりするなどの努力をすれば、
必ず自分の条件にあった融資が受けられるはずです。

諦めずにアプローチする事が大事なのです。

ハイアス・アンド・カンパニーのホームページ

このサイトがちょっと面白いので紹介します。
住宅ローンについてのアンケートを募集して、その結果を発表しているサイトです。
住宅の購入は一生で一度という方も多いはず、そういう方は疑問もたくさんあって当然です。
そういう疑問に応えてくれるサイトで利用はもちろん無料です。


つづいては「オール電化は得?」と題してご紹介しましょう!>>>

             *オール電化が得に決まってるだろって?・・・そ
れがそうとは限らないんですよ。




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