冷蔵庫は1日24時間365日、休むことなく働いています。
ということは、電源は常に入りっぱなし!電気の使い放題という感じですね。
ですから、わずかな消費電力は僅かな差でも、年間の電気代はかなり違ってきます。
また、冷蔵庫の寿命は長いので、1台の冷蔵庫にかかるトータルの電気代を考えると、電気代はこれまた大きな差がでてきます。
しっかりと検討してくださいね。
冷蔵庫にかかる電気代の計算方法
冷蔵庫にかかる電気代を計算するには、年間消費電力量、1kwhあたりの電気代が必要です。
冷蔵庫にかかる年間の電気代= 1kwhあたりの電気代 × 年間消費電力量
となっています。
冷蔵庫の寿命が10年とすれば、単純に10倍すれば、その冷蔵庫が消費する電気料金の総額が判ります。
冷蔵庫にかかる電気代 自動計算ソフトを作りました。ぜひご利用ください。
⇒⇒⇒⇒ 冷蔵庫の電気料金 簡単計算
冷蔵庫の年間消費電力量
これは冷蔵庫のカタログに記載されていますので、ここでチェックできます。
電気屋さんでカタログをゲットするか、家電メーカー各社のホームページにカタログが掲載されていますので、こちらで調べることもできます。↓これは、パナソニックのホームページに掲載されていたカタログです。

赤で囲んだ部分が年間消費電力になります。
⇒⇒⇒⇒ パナソニック冷蔵庫のカタログ
注目していただきたいのが、冷蔵庫の年間消費電力と容量(大きさ)は完全に比例しているわけでなないということです。
6ドアのNR-F552XPVは551Lの大容量ですが年間消費電力量は296KWh/年です。
これに比べて2ドアのNR-B179Wは、168Lと小ぶりの割には電気食いで345KWh/年となっています。
冷蔵庫の大きさには適正値があって、小さければ燃費が良いという自動車のようにはなりません。
ここは注意が必要です。
1kwhあたりの電気料金
1KWhあたりの電気料金をしらべるには、電力会社のホームページで調べるか、各家庭に配達される「電気ご使用量のお知らせ」で調べる方法があります。
簡単なのは、「電気ご使用量のおしらせ」でしょう。
↓は、東京電力(東京電力エナジーパートナー)から送られてくる「電気ご使用量のお知らせです」

ここで確認するのは、”6”の基本料金です。
東京電力は「3段階料金制度」を採用していますので、正確には違うのです、ここでは比較検討するだけですので、一番上の基本料金でOKです。
ホームページで調べる場合は、まず家庭の契約を確認しておきましょう。
冷蔵庫にかかる電気料金を計算してみよう!
仮に大容量のNR-F552XPV(消費電力量は296KWh)で、基本料金を19.52円とすると
296×19.52=5,777、92円
ざっと、5千円弱の電気料金がかかることになります。
小型のNR-B179Wは(年間消費電力量345KWh)で同じ条件だと、
345×19.52=6,734.4円
と、年間約千円、10年使えば1万円の差がでてくることになります。
大きくて、冷却効率の良い冷蔵庫はそれなりの値段はしますが、電気料金で差額を吸収できる場合もありますので、しっかりと検討してください。