れいぞうこの個室

冷蔵庫の個室について

冷蔵庫には、いろいろな個室が付いています。
冷凍室、製氷室、野菜室、などなど・・・。

これら、冷蔵庫の個室について考えてみましょう。

製氷室

製氷室とは、氷をつくる専用の部屋です。

2ドアの冷蔵庫ですと、専用の製氷室はなく、冷凍庫の中に製氷用のトレ―を置いて氷を作るのですが、これですと、いちいち氷を作る度に水を追加しなくてはいけません。

この手間を解消するのが自動製氷機で、この自動製氷機の受け皿が製氷室になります。

専用タンクの中に水を入れておくと、自動的にジャンジャン氷ができて、製氷室が一杯になると、製氷が止まります。

氷を使ったら自動的に氷を作り追加するという非常に便利なものです。

製氷室のメリットは二つあると思います。

もちろん、タンクの水が切れなければ常に一定量の氷ができるというとても便利な物であるということです。

(意外にマジで便利!o(⌒0⌒)o)

もう一つは、氷だけを取り出す専用のドアがあることです。

ご案内のように、冷蔵庫のドアは、開くたびに冷気が逃げるので、電気の無駄遣いになります。

頻繁に使う氷を取り出すために、いちいち冷凍庫のドアをガバッとあければ、冷凍用に冷えた冷気が逃げてしまいます。

冷蔵室に比べれば冷蔵庫の負担は大きくなるでしょう。

氷専用のドアがあれば、必要最小限のドアが開くだけですから、逃げる冷気も最小限です。

氷をよく取り出す方には、とてもエコな製氷室なのです。

野菜室

最近の冷蔵庫は野菜室を冷蔵室から分ける傾向にあります。

野菜の新鮮さを保つには、冷蔵庫は冷えすぎるんですよね。
やはり、野菜は野菜のベストな保存温度があるのです。

2ドアの冷蔵庫ですと、冷蔵室の中に別に個室を作って、直接冷たい冷気が当たらない工夫をしていますが、専用の野菜室があればもっと細かい制御ができますね。

温度だけでなく、湿度も独立して管理できますから各メーカーの腕の見せ所です。

さて、野菜室は、野菜の新鮮さを保つのも大事ですが、ドアの位置も大事です。

冷蔵庫の一等席は、まっすぐに手を伸ばした高さです。

中身を見やすいし取り出しやすい。ベストポジションなので、通常は最も使用頻度が高い冷蔵室があります。

次のベストポジションは、その少し下になります。
上から見下ろせるので、引き出し式なら、割と中を見やすいし取り出しやすいのです。

この位置に何を持ってくるか?ですね。

ちょっと前までは、この位置は冷凍庫と決まっていましたが、最近は野菜室になっているタイプもあります。

大根やキャベツなど、重い物は、取り出しやすい位置になければ大変ですから、このタイプは助かります。

ただ、自炊をしない方はもちろん野菜室は使わないし、果物などを冷やすにしても頻度が低いでしょう。

ぱぱっと食べられる冷凍食品を蓄えられる冷凍庫が取り出しやすい位置の方が便利です。

中央野菜室の場合。

大き目野菜、例えばキャベツやダイコンなど、非常に見やすく取り出しやすいです。

一番下が野菜室の場合は、取り出す時に一度屈ないといけないので、面倒です。

野菜室を頻繁に使う方は、真ん中野菜室がお勧めですよ。

冷凍室

冷凍室は、中に入れる物が凍ってしまいますから、昔から冷蔵室とは分けられる傾向にありました。

1ドアで、氷を作るのは少々無理があるんですよね。

さて、最近は冷凍室も大・小二つの冷凍庫を持った製品が増えています。

冷凍庫の冷気は、温度が低いので、冷やすのたくさんの電気を使っています。

できるだけ冷気を逃がしたくないのですよね。

ですから、頻繁に出し入れする小さい冷凍室と、冷凍食品や氷枕などを冷やす大きな冷凍庫の二つを備えるのは理にかなっているんですね。o(⌒0⌒)o