株も初心者のうちは、優待や利回りが気になると思う。
実は、10年以上も株やっていてなんなんだけど、僕なんか今でも優待や利回りが気になるんだよねぇ。
本気で儲けるならキャピタルゲイン(売却差益)を狙わないといけないと、頭では判ってるんだけどねぇ。
で、本題なんだけど、
株の教科書には、優待や配当の権利付き最終日には株価が上昇し、翌日の落ち日には下がるとある。
1日の下げ幅は、配当額に近いらしい・・・本当か?
今回、ほぼ教科書どおりに動く、みずほFG(8411)で、確定日を挟んだ取引をやってみたので、結果どうだったか?を検証してみたいと思う。
まず、チャートを見てみよう。
権利付き最終日(この日までに買わなければいけない)の9月25日の1週間ほど前から急上昇!
4%近かった利回りを狙いに来た人がいかに多かったかが判る。
そして落ち日の26日(売っても良い日)には、なんと”約5円”の急落だ。
みずほFGは、200円前後の低位株だから、5円ったらけっこうな値動きだよね。
例えば、僕の場合今回の権利付き最終日に併せて2,700株ほど192円の段階で仕込んで、落ち日に200円で売却したので、簡単に言えば
8円×2,700枚=21,600円の売却益と、
配当が 3.75円×2,700枚=10,125円
の合計31,725円の収入があったことになる。
まぁ、実際は複数回の取引があって、いちいち手数料がかかるんで若干誤差はあるんだけどね。
で、問題は、配当の10,125円を取るべきだったかどうか?なんだよね。
前日に5円の値下がりをしているわけだから、この分利益が減ったことになるんだよね。
それはいくらか?というと、5円×2,700枚=13,500円 になる。
配当は前述のように20,250円だから、早い話、10,125円もらうために、13,500円損したことになるんだな。
”配当受け取るより売った方が良かったじゃないか!”って、まぁ、そういう事だ。今回の取引については。
しかし、みずほFGのように教科書通りに株価が動くわけでないので、慎重になった方が良いとは思うけどね。
さて、ディールに”タラ・レバ”は もちろんないんだけど反省は必要だ。
まぁ、今回は、権利付き最終日の売却ではなく落ち日の売却は失敗だったってこと。
これは、ちょっと重要だ。
ちょうど落ち日と日経平均が下げるタイミングが重なってしまったんだなぁ。
これは読み切れなかったってことだけど、それよりはしっかり利益が出たことの方が重要だと、ここは考えようと思う。
これまでは、ちゃんとポートフォリオを考えて、”無難な運用”を心がけてきた。
しかし、先日、ついに信用取引の口座を開設した。
これからは、レバレッジの効いた一点張りも実行するつもりだ。
そのための前哨戦として、今回の「みずほFGの取引」はけっこう勉強になった。
今後、何度か一点張りをやってみて、もし自信がついたなら、その時、レバレッジをかけてみようと思う。
約3倍までの取引が可能だからね。
100万もあれば300万円分の取引ができる。
これまで、数十万円単位の取引しかやったことがないんで、ドキドキするよね。
さてどうなるか?
慎重な上にも慎重にやっていきたいと思う。