ここから先は、あくまでも自分の経験を元に書いてあることですから、
ケースバイケースである事を頭に入れて読んでください。
もちろん質問などにはお答えしますよ。
前の項目を読んだ方は判ると思うのですが、節約という意味で重要になってくるのは
一戸建て、マンションを問わず「どこに住むか」です。
一戸建ての場合は近郊の住宅地、マンションの場合は、市街地になるかと思います。
自分で価値があるかないか判らない場合でも、競争率の高い低いで参考になると思います。
いつまでも売れ残っている場所などは、価値が低いと思ってよいわけです。
目次
マンションは立地条件が勝負!!
さて、マンションなら、場所を決めたらそこまでですが、一戸建ての場合はそれからがまた大変です。
うちのように、「気に入った土地」を即買いしてしまったら、建設費が出ないってこともあります。
「究極のアウトドアはインドア?」にも書いてますが、うちは当初、土地だけが購入して
建設費がなくなってしまったので、「テントを張って暮らそう」と言ってました。
でも住宅ローンを組んだ場合、土地買ったらすぐ家を建てるのが条件になるんですよねぇ・・・厳しい。
そこで、金があろうがなかろうが、家を建てる事になったのです。
( _ _ )……….o
もう一度、確認の意味で書きます。
「あんな家に住みたい」「こんなリビングが欲しい」「こんなキッチンで料理したい」、
そういう夢や希望もあるでしょう。
しかし、節約を念頭に考えるならば、この際「上物」は最低限にしておいて、
とにかく良い場所に住むことをお勧めします。
家を建てると言えば、普通はハウス・メーカー巡りですよね。
当然我が家もかなり回りました。
しかし月々の支払いとボーナス払いの併用でも、返済できる予算の範囲内ではいかにローコスト重視と言えども、なかなか気に入ったところがありません。
なにせ、身分不相応な土地を契約してしまったのですから。
そんな時に土地を購入した不動産屋の何気なく発した一言をうちの奥さんが聞き逃しませんでした。
「設計士に頼んだ方が安い場合もありますよ」
設計士に頼むと高いというイメージでしたから、これは衝撃でした。
すぐに知り合いに設計士を紹介してもらい、ローコスト住宅を相談しました。
結論から言えば、かなり安い家ができるという事でした。
この辺りのいきさつについても、「究極のアウトドアはインドア?」に書いてますのでごらんください。
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一戸建てか?マンションか?
テーマが節約ですから、便利が良いとか、オシャレとか、そういうたぐいの話はとりあえず棚に上げて考えて下さい。
またまた単純な節約の話しです。
家賃にしろローンにしろ、多少多い少ないはあっても、生涯かけて支払い続けることは共通しています。
じゃ、なぜ「家を建てる(マンションを買う)」方が得なのかというと、
ずばり「資産が残る」からです。
家賃の場合はいくらお金を出しても、出すだけ消えていって、後々に何も残りませんが、一戸建てにしろマンションにしろ、お金を出し続けてローンが終われば、これは自分の資産になります。
売却して現金にしてもよし、無料で住み続ける事もできます。
ここが賃貸と違うのです。
さて、一戸建てかマンションかなのですが、
物件にもよりますが、資産価値としては多くは一戸建てに軍配が上がります。
一戸建ても「家」に価値があるわけではありません。
資産として優良なのはあくまでも「土地」です。
ですから、節約という意味では、家(上物と呼ばれています)にお金をかけるよりは、
土地に金をかけるべきなのです。
マンションの場合、重要なのは立地条件です。
どんなに立派なマンションでも、どんなに広い間取りでも、将来は、立地条件が優先されて資産価値が決まってきます。
したがって、元々地価の高い場所に建っているとか、ランドマーク的な建物という
付加価値がなければマンションに将来的な資産価値を期待するのは難しいと思わ れます。
さらに、うちのように車を2台以上所有する場合、マンションだと1台あたりの駐車場代がかかるのが負担になってきます。
立地が良ければ良いほど駐車場代は上がる傾向にあるので注意が必要です。
さらに共有部分が豪華にできていると、共益費もかなりの金額になってきます。
マンションが一戸建てに比べて経費的に難しいのはこういうところもあるわけです。
意外に高いマンションの駐車料金と共益費
うちの場合なのですが・・・自家用車が2台あるため、マンションにすると駐車場代がかさむのがネックでした。
しかも2台目が置けるかどうかは”抽選”という物件が多く、「話にならない」という印象でした。
また、共益費や修繕積み立て費の高いのにも閉口しました。
結局、なんだかんだで、月々2万円~3万円ぐらいのランニング・コストがかかる物件が多かったようです。
もちろん、それだけの経費をかけるだけの価値ある物件もあります。
これは否めない事実ですが、この経費は後の資産に残らないことを考えると、やはりうなずけないのでした。
設計士が提案するローコスト住宅のポイント
施工会社は合い見積もりを取って、一番安いところにする。
設計士は建設業界に顔が広いので、見積もりをたくさん出させることが可能です。
これはメーカーでは絶対にできないところです。
総二階(立方体または、直方体の家)
「せっかく作るのだから、カッコいい家に住みたい」・・・これ判るんだけど、外観を凝った形にすると、柱や壁が増えてコストがどんどん上がってきます。
完全な立方体にしろとは言いませんが、あまり凝るのは良くありません。
施工会社は合い見積もりを取って、一番安いところにする。
外観の凝っている家は、それだけでコストが上がる。
とにかく小さい家
大きいと建築材料も多くなるし、固定資産税にも影響する。
もちろん必要なものは必要ですが、無駄に大きくしないようにしましょう。
例えば、子供の兄弟同性だったら同じ部屋にするとか、書斎は我慢するとか・・・、全部諦める必要はありませんが、「あれも、これも」と、どんどん大きくなっていくのはマズイです。
小さい家は、節税の効果もあります。
固定資産税は、建物の評価額で決まってきますが、当然ですが大きい家ほど「高い家(評価額が高い)」となりますので、高く設定されてしまいます。
小さい家ならば挾間で設計する。
最近のハウスメーカーでは、メーターモジュールが主流ですが、これだと柱と柱の間が広くなるので、余裕があると思われそうですが、それは家自体にボリュームがある場合だけです。
柱と柱の間を広く取ると、廊下やトイレなど、「狭くても構わない場所」まで小さくなってしまい、結果的に広さが必要な部屋の面積を食われてしまいます。
小さな家でゆったり過ごすためには、挾間で設計する方が有利なのです。
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屋根や外壁に凝らない
丈夫な屋根や外壁は長持ちしそうで、お得のように感じるのですが、あまりこだわっても良くありません。
建設業の方などは、陶器瓦など、こだわるのですが、確かに丈夫で長持ちの反面、重量があって、工法などに制限があります。
モルタルの外壁など、見た目は良いのですが、やはりコスト面では不利です。
譲れない一線はあるかと思いますが、ある程度のコスト意識は重要です。
うちは、屋根はガルバニュウム鋼板、外壁は、サイディングです。
安いし工期は短いのですが、耐久性にも問題ありません。
ガルバリュウム鋼板は、耐久性もあるし、メンテナンスが楽です。
さらに、見た目もすっきりしてオシャレなイメージ?
難点は、鉄板なので、雨音がうるさいのですが、これは天井に消音材を入れることでカバーしました。
部材を極力安くする。
例えば、部屋を仕切るドアなのですが、これにガラスが入る入らないでかなり値段が変わります。
どうしてもという場所以外は、ガラス無しにしました。
さらに引き戸よりもスライド・ドアはコストが高いため、どうしてもドアが邪魔になるところだけにしました。
キッチンは、システム・キッチンですが、安価のI型としました。
流行の対面型キッチンは、対面だからといってコストアップにはなりません。
ご安心を。(⌒・⌒)ゞ
照明や家具を作り付けにしてもらう
建設のついでと言ってはナンですが、大工さんは頼めばいろいろ作ってくれます。
うちは、カウンターテーブル、テレビ台、リビングの照明を作ってもらいました。
これも別に購入すれば、それなりの金額がかかったと思いますが、作ってもらえば、
建設費の一部です。
インテリアと内装がマッチするのもグッドです!!
*要らないもは要らないとはっきり言って、経費を削ってもらう。
例えばうちの場合、1階の天井を削りました。
コスト削減のため、2階の床がそのまま1階の天井になってます。
もちろん会話など筒抜けですが、家族なので全然問題ありません。
いかがですか?
大きなところだけでも、これだけコストダウンできます。
これはメーカーには、なかなかできない技ではないでしょうか?
この後、さらに究極の節約をご紹介しましょう。
- 登記を自分でやる。
- ローンの組み方
- 補償金、火災保険、団体信用保険
*特に「登記を自分でやる」はオススメです。
今後の更新にご期待ください!!